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琉球大で自転車のシェアリングと太陽光充電、ENEOSなど

2021/02/27 23:29
工藤宗介=技術ライター
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琉球大学内に仮設したシェアサイクルのステーション
(出所:琉球大学)
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電動アシスト自転車の充電用に設置した太陽光パネル
(出所:琉球大学)
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 琉球大学とENEOSホールディングス、OpenStreet(東京都港区)は、琉球大学敷地内と大学周辺エリアで、新たな交通環境による行動変容に関する研究に取り組む。再生可能エネルギーによる電力供給のほか、シェアリングサービスを実証する。2月15日に発表した。

 琉球大学の敷地内と周辺エリアでは、自動車の通勤・通学によって慢性的に交通渋滞が発生している。実証実験では、太陽光発電を利用して電動アシスト自転車に充電するほか、電動アシスト自転車のシェアリングサービスを提供することで自動車通学率を抑制し、交通渋滞の緩和に取り組む。

 1月から大学敷地内の中央食堂横に自転車置き場となるステーションをプレオープンした。また、ステーションとは別の場所(工学部)に太陽光パネル(100W/枚×3枚)による充電設備を設置した。いずれも恒久的な設備ではなく簡易設置となり、充電時は太陽光パネルの設置場所まで電動アシスト自転車を持ち込むことになる。

 4月からは、さらに5カ所(宜野湾口、北食堂前、人文社会学部横、大学本部棟裏、東口)にステーションを設置する計画。充電設備は当面1カ所で運用し、利用実績に応じて容量の増加や他の場所への増設を検討する予定。

 ENEOSは企画全体の進行管理と関係者間の調整、琉球大学は交通データ取得、学生に対する告知、データ・行動変容分析、シェアサイクルへの再エネ供給、OpenStreetはシェアサイクルプラットフォームおよびシェアサイクルの利用データを提供する。シェアサイクルの利用データを分析することで行動変容を研究し、今後の新たなモビリティの導入やステーションの設置場所を検討するのに利用する。

 また、沖縄県内でOpenStreetが開発したシェアサイクルプラットフォーム「HELLO CYCLING」を活用したシェアサイクルサービス「CYCY(サイサイ)」を運営するプロトソリューション(沖縄県宜野湾市)が研究協力者として参加する。実証実験では、シェアリングサービスにCYCYを利用し、同社がステーションや自転車などの設備を維持・管理する。

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