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「太陽光+蓄電池+LPガス発電」で非常電源を7日間供給

2021/03/10 21:30
工藤宗介=技術ライター
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(出所:エコロミ)
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 エコロミ(東京都千代田区)は3月8日、太陽光発電、蓄電池、LP(液化石油)ガス発電設備を組み合わることで7日間、安定的な電力を供給できる非常用電源システムを発表した。3月15日から販売する。

 近年、地震や台風などの自然災害による大規模な停電により、非常用電源の重要性が再認識されている。しかし、太陽光発電は天気により発電量が左右され、蓄電池を導入しても蓄電量は発電量に依存する。そこで、LPガス発電設備と組み合わせることで災害時のレジリエンスを強化した。

 平常時は、太陽光発電により電気代およびCO2排出量を削減する。停電時はオフグリッド電源システムとして太陽光および蓄電池の電力を供給し、日没や天候不順などによって電力が不足する場合にはLPガス発電設備を稼働させる仕組み。

 太陽光パネルは複数メーカーから選択でき、既設パネルに合わせてシステムを構成できる。蓄電池は古河電池製の鉛蓄電池と海外メーカー製のリチウムイオン蓄電池を用意する。LPガス発電設備は米ジェネラック(Generac)製を採用した。これらの設備を複数台組み合わせることで、施設の規模や環境などに合わせて最適な出力で構成する。

 同社は、福島県富岡町の市民主導型メガソーラー(大規模太陽光発電所)「富岡復興ソーラー」プロジェクトに参画。その後、浜通り地区のイノベーションコーストに係る補助金による蓄電池システムを開発した実績がある。今回、これらのプロジェクトで得た技術や知識を踏まえ、福島県を拠点にレジリエンス対応のシステムを開発、製造、販売し、雇用創出や地域復興にも貢献していくという。

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