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大ガス、2023年度に再エネ2.5GW、1200億円投資

2021/03/11 19:16
工藤宗介=技術ライター
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大阪ガスの再エネ導入目標
(出所:大阪ガス)
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 大阪ガスは3月10日、2021年度から2023年度までの3カ年を対象とする「Daigasグループ中期経営計画2023」を発表した。カーボンニュートラルに向けた取り組みとして、2023年度における国内外の再生可能エネルギー開発・調達目標2.5GWを掲げた。3年間で再エネ関連に約1200億円を投じる。

 大阪ガスは、今年1月に2050年カーボンニュートラル実現に向けた取り組み「カーボンニュートラルビジョン」を発表。2030年度目標として、国内外の再エネ開発・調達5GWを掲げているが、2023年時点で、その半分の水準への到達を目指す。

 低・脱炭素社会の実現では、洋上風力・地熱発電など新たな電源種を含む再エネ案件の開発および相対調達の拡大、2030年のメタネーション実用化を目指す。排熱を有効活用するSOEC(固体酸化物型電気分解素子)技術により変換効率90%近い革新的なメタネーション技術を開発する。水素利活用・バイオガス・カーボンリサイクル技術・カーボンニュートラル燃料などについても、さまざまなパートナーと連携していく。

 このほかにも、社会課題解決の実験場である「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」と連動し、「生ごみによるバイオメタネーション実証」に取り組む。

 また、経営指標では、2021~2023年度に累計5000億円(1年間あたり約1670億円)の成長投資を実施する。このうち国内外の再エネ事業には1200億円を投資する計画で、投資効率を意識した戦力的・選択的な投資を実行していく。

 中期経営計画では、重点取り組みとして「低・脱炭素社会の実現」のほか、「Newノーマルに対応した暮らしとビジネスの実現」「お客さまと社会のレジリエンス向上」および「事業ポートフォリオ経営の進化」「デジタルトランスフォーメーションによる事業変革」「従業員一人ひとりの価値の最大化」を挙げている(関連記事:大分の特高太陽光、大ガスが取得、「1GW」に向け着々)(関連記事:大ガス、再エネ目標を1GWから「5GW」に上乗せ、東ガスと同水準に)。

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