NTTスマイル、PPAモデルに特化したモニタリング装置

2021/03/12 10:57
工藤宗介=技術ライター
エコめがね Smart ONEの構成
(出所:NTTスマイルエナジー)
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 NTTスマイルエナジー(大阪市)は3月9日、太陽光発電設備の遠隔モニタリングシステム「エコめがね」の新製品として、第三者所有によるオンサイト型PPA(電力購入契約)モデルの課金請求に必要な電力量データを取得できる「エコめがね Smart ONE 10年プラン」の販売を開始した。

 オンサイトPPAモデルでは自家消費量に応じた課金請求を行うために検定済みスマートメーターで取得した電力量データを計測する装置が必要で、「計測装置が持つ機能」と「コスト」のバランスが課題となっている。その一方、パワーコンディショナー(PCS)のエラー内容を確認するよりも、発電状況を確認して現地対応などを行う手法も取られ始めており「シンプルな機能」の計測装置へのニーズも高まっている。

 今回発表したエコめがね Smart ONEでは、自家消費量の算出に特化し、スマートメーターにELセンサーを接続するシンプルな機器構成とした。また、発電計測用スマートメーターは、同社からオプション品として購入できる。

 スマートメーターから取得した電力データは、PPA事業者の要望に合わせて「CVSでの一括ダウンロード」「APIサービスでのシステム連携」を選べる。案件数が少ない期間はCVSダウンロードで対応し、案件が増加した場合はAPIサービスで処理稼働を軽減するなど、事業規模に応じて取得方法を選択できる。

 PCSのメーカーや型式、電気方式(単相/三相)を問わず、低圧容量から高圧容量まで幅広い設備に対応する。同社では、特に機能とコストのバランスから計測装置の選定が難しい10kW~20kW前後の小型店舗での活用を推奨している。

 今後は、エコめがね Smart ONEにスマートメーター以外の太陽光発電設備、蓄電池なども接続できるよう随時機能を拡張する。また、2021年度には、自家消費設備に特化した新しいエコめがねWeb画面を提供する予定。