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福島県浪江町の太陽光を利用、芙蓉リース本社

2021/03/12 23:15
工藤宗介=技術ライター
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RE100に適合する電力の導入スキーム
(出所:芙蓉総合リース、住友不動産)
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 芙蓉総合リースと住友不動産は3月9日、芙蓉リースグループの本社に、メガソーラー(大規模太陽光発電所)の環境価値を活用した電力を導入すると発表した。

 芙蓉リースグループの本社は、東京都千代田区にある22階建てのオフィスビル「住友不動産麹町ガーデンタワー」の16~22階部分に入居している。

 これまで複数テナントが入居するオフィスビルにおいて、個別テナントに再エネを導入するのは難しいとされてきた。今回、「トラッキング付き非化石証書」をテナントの電力使用分と紐付ける契約(トラッキング情報の付与)を締結することで、テナント入居企業が実質的な再エネ導入が可能になった。

 トラッキング付き非化石証書を取得することで、国際イニシアティブ「RE100」で、再エネ電力と認められる。

 芙蓉リースグループが福島県浪江町で運営する太陽光発電所「浪江坂井第一太陽光発電所」(パネル出力32.6MW、連系出力20MW)で発電された電力の環境価値を使用した。ビルオーナーの協力のもと、オフィスビルに入居する企業が自社再エネ発電所を活用して再エネ電力を導入するのは、国内で初めての取り組みになるという。

 芙蓉リースグループでは、2018年9月に国際イニシアティブ「RE100」に加盟。2050年の再エネ100%および中間目標として2030年に再エネ50%を目指しているが、先ごろ中間目標の達成時期を2024年7月に前倒しした。今回の取り組みによって約3割の再エネを実現したとしている。

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