日産、英工場に20MWのメガソーラー、再エネ総出力は32MWに

2021/03/17 19:36
工藤宗介=技術ライター
日産自動車の英国サンダーランド工場
(出所:日産自動車)
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 日産自動車は3月12日、英国最大規模の自動車工場であるサンダーランド工場の再生可能エネルギー発電施設を拡張する計画を発表した。既存の風力発電と太陽光発電に加えて出力20MWのメガソーラー(大規模太陽光発電設備)を増設する。

 同工場では、2005年に風車10基で総出力6.6MWの風力発電設備を設置した。2016年には出力4.75MWのメガソーラーを設置した。今回、新たに太陽光パネルを3万7000枚設置する。これにより再エネ発電所の総出力は32MWになる。

 太陽光発電設備の開発および設置は、英国の再エネ事業者Engenera Renewables Groupが担当する。計画の第一段階として地域住民との協議を開始し、2021年後半に建設計画を申請する予定。

 今回の拡張によって工場内で使用する電力の再エネ比率は20%となる。欧州で販売される電気自動車(EV)「日産リーフ」の全車両が再エネで製造できる計算になる。

 日産リーフは、販売開始から10年が経過し、欧州では現在18万人以上のオーナーがいる。これまでに地球40万周に相当する距離を走行し、毎年250万tのCO2を削減してきた。

 日産では、2050年までに事業活動を含む自動車のライフサイクル全体でカーボンニュートラルを実現するという目標を掲げている。この取り組みの一環として、2030年代早期から主要市場に投入する新型車をすべてEVにすることを目指している。