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アップル、民間最大級グリーンボンド、47億ドルを再エネ1.2GWに投資

2021/03/23 12:59
工藤宗介=技術ライター
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米国ネバダ州リノ郊外に新設した太陽光発電所(Turquoise Solarとの共同プロジェクト)
(出所:アップル)
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 米アップルは2020年、グリーンボンドプロジェクト17件に合計47億米ドルを出資した。自動車約20万台分に相当する、年間平均92万1000t分の温室効果ガス排出削減を目的としたもので、民間企業では最大級のグリーンボンドという。3月17日に発表した。

 各プロジェクトにより、全世界で合計1.2GW(1200MW)の再生可能エネルギー発電に投資する。そのうち、2020年中に合計350MW超の再エネ発電施設を、新たに米国ネバダ州、イリノイ州、バージニア州およびデンマークで稼働した。

 アップルは、2016年2月に最初のグリーンボンド15億ドルの発行を皮切りに、2017年6月にはトランプ前政権のパリ協定からの離脱意向を受け第2ラウンドとして10億ドルを発行した。2019年3月には3回目となるグリーンボンドを欧州で初めて発行し、合計10億ユーロ(約22億ドル)を調達した。

 また同社は、継続的に低炭素型の設計および技術、エネルギー利用の効率化、再エネ、CO2の排出抑制、CO2の隔離を推進する新プロジェクトへの投資を進めていく。グリーンボンドで調達した合計金額の半分以上(28億ドル)を割り当て、温室効果ガス排出問題に取り組む各種プロジェクトへの投資を継続していく。

 このほかにも、2020年7月には同社の全事業、製造サプライチェーン、製品ライフサイクルすべての企業活動について、2030年までにカーボンニュートラル達成を目指す計画を発表した。すでにグローバルの企業活動ではカーボンニュートラルを達成しているが、今後は販売するすべての製品についてCO2排出のネットゼロに取り組んでいく。

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