パシコン、企業の「カーボンニュートラル」を支援

2021/03/29 20:10
工藤宗介=技術ライター
カーボンニュートラル推進支援サービスの概要
(出所:パシフィックコンサルタンツ)
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 パシフィックコンサルタンツ(東京都千代田区)は3月26日、企業のカーボンニュートラル、SDGs(持続可能な開発目標)、ESG(環境・社会・ガバナンス)の取り組みを支援する「カーボンニュートラル推進支援サービス」を提供すると発表した。

 近年、社会からの要請を受けて、SBTやRE100といった脱炭素化に向けた目標設定や実効性のある取り組みが喫緊の課題となっている。さらに、国際的なESG投資の潮流により、先行的な脱炭素経営が企業価値の向上やビジネスチャンスに獲得につながることから、同社が持つ専門性とネットワークを活用し、こうした企業を支援するサービスを提供する

 顧客企業のニーズに合わせて5種類のサービスメニューを揃えた。「再エネエンジニアリング・実装支援」では、再エネ発電設備の事業性評価・EPC(設計・調達・施工)・O&M(運営・保守)・デューデリジェンス・非化石証書など環境価値の調達支援まで、プランニングに留まらず現場のエンジニアリング面までサポートするという。

 「エネルギーマネジメント支援」では、電力需給シミュレーション技術によりマイクログリッドや仮想発電所(VPP)などのエネルギーマネジメントを支援する。また、地域新電力会社13社の設立実績がある同社子会社パシフィックパワーとの連携により、地域新電力会社の設立もサポートする(関連記事:長崎市の地域新電力が始動、メガソーラーとごみ発を地産地消)。

 「企業×自治体コーディネート」では、国や自治体とのネットワークを生かし、地産地消型・地域貢献型の質の高い再エネ調達や、地域環境保全・地方再生につながる温暖化対策事業への共同出資などをコーディネートする。

 「生物多様性や自然資本の評価」では、社有地の生物多様性の定量化・可視化や対策検討、製品・サービスが依存する自然資本(森林・水)やその影響の定量化・可視化などをサポートする。

 「国内外動向分析、戦略立案支援」では、カーボンニュートラル、SDGs、ESGに関連する国内外の政策・制度・取組事例などの最新動向の分析、戦略立案、KPI設定とモニタリング・評価などをサポートする。

 新サービスの提供にあたり「カーボンニュートラル推進室」を新設。同室を中心に、社会インフラを担う各部門や同社グローバルカンパニー、パシフィックパワーとの連携により、企業の課題解決に貢献する。また、同社自身も、脱炭素経営の一環として、SBTおよび再エネ100宣言RE Actionなどのイニシアチブの認定取得を目指す。