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トリナ、太陽光パネルの新たな梱包方法、輸送コスト12%削減

2021/04/02 15:35
工藤宗介=技術ライター
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太陽光パネルの垂直配置による梱包方法(右)。従来の二段組(左)と比べてコンテナ容積を最大限活用できる
(出所:トリナ・ソーラー)
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積載量が12%増加する
(出所:トリナ・ソーラー)
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補助ツールで開梱プロセス全体の安全性を確保
(出所:トリナ・ソーラー)
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 太陽光パネル大手の中国トリナ・ソーラーは3月29日、同社の太陽光パネル製品「600Wt+ Vertex」シリーズに新しい梱包方法を採用し、主要な国際的海運会社から安全性と輸送コスト削減につながると評価されたと発表した。従来方法と比べて、積載量が12%増加し、運送コストを12%削減したという。

 太陽光パネルを垂直配置することで、パネルの短辺寸法(幅)がコンテナの高さに制限されなくなるよう工夫した。従来の2段組梱包と比べて、コンテナ容積を最大限活用できる。家電製品に用いられる梱包方法を採用したことで、パレット間の移動や揺れによる損傷を防ぐことができるという。

 工場での梱包は自動装置を用いることで安全性と効率を確保。モジュールパレットをコンテナ内で密接に配置することで輸送時の揺れ、傾き、衝突を抑えた。フレーム設計と材料選択によって太陽光パネル自体の機械的強度を高めることで、積み下ろしや輸送によるマイクロクラック(微細な割れ)のリスクを軽減した(関連記事:船中での荷崩れ事故を教訓に検査を強化)。

 このほかにも、輸送後の開梱・設置時に簡単で使い勝手の良い補助ツールを提供し、開梱プロセス全体の安全性を確保した。さらに、繊細なネジ締めなどの手作業のみを残して自動設置重機の開発に取り組んでおり、設置効率、人件費の削減、LCOE(太陽光発電の均等化発電コスト)の低減を実現するとしている。

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