ニュース

経産省、太陽光「標識」「柵塀」の設置義務に改めて注意喚起

2021/04/06 20:29
工藤宗介=技術ライター
印刷用ページ
標識のイメージ
(出所:経産省)
クリックすると拡大した画像が開きます
適切な柵塀設置の事例
(出所:経産省)
クリックすると拡大した画像が開きます

 経済産業省は4月1日、固定価格買取制度(FIT)に基づく太陽光発電設備に対する標識・柵塀などの設置義務を遵守するよう、改めて注意を喚起した。「依然として設置義務を遵守していない事業者が多数存在しており、標識・柵塀などが未設置の設備、設置が不適切な設備の情報が多く寄せられている」という。

 FIT制度では、認定事業者に対して発電設備または発電設備を囲う柵塀などの外側の見やすい場所に標識を掲示すること、事業に関係ない者が発電設備にみだりに近づくことがないよう発電設備と十分な距離を確保した上で構内に容易に立ち入りできないような高さの柵塀などを設置することを義務付けている。

 標識が掲示されていない場合、太陽光発電設備が地域の公衆安全や生活環境を損なう恐れがある際、危険な状態への速やかな対策が行えない恐れがある。また、柵塀などが設置されていない場合、発電設備が地絡などの異常事態にある際、第三者が感電被害などを受ける恐れ、安定的な発電が阻害される可能性がある。

 今回の注意喚起では、標識・柵塀などを適切に設置していないと認められる場合はFIT法第12条に基づき指導を行い、指導後に改善されない場合は改善命令や認定取り消しの対象となる可能性があると改めて警告した。また、設置義務の遵守を適正に担保するため、2021年度からは供給開始までに標識や柵塀などを設置する旨の宣誓書の提出を申請にあたって求めることとした。

  • 記事ランキング