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いわき市に75MWのバイオマス発電、輸入ペレットとヤシ殻で

エア・ウォーターと中国電力が共同出資

2021/04/07 17:39
工藤宗介=技術ライター
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小名浜バイオマス発電所
(出所:エア・ウォーター&エネルギア・パワー小名浜)
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 エア・ウォーターと中国電力の共同出資会社であるエア・ウォーター&エネルギア・パワー小名浜(福島県いわき市)は,福島県いわき市にバイオマス専焼発電所「小名浜バイオマス発電所」を建設し、4月6日から営業運転を開始した。

 出力は75MW、年間発電量は約5億kWhの見込み。燃料は海外産の木質ペレットやパームヤシ殻(PKS)を用いる。発電した電力は東北電力ネットワークに全量売電する。固定価格買取制度(FIT)による売電単価は24円/kWh。

 循環流動層(CFB)ボイラーと再熱復水蒸気タービン発電設備を採用した。CFBボイラーはフィンランドValmet Technologies製、施工はJFEエンジニアリングが担当した。バイオマス専焼のCFBボイラー発電プラントとしては、国内最大規模、世界最高レベルの発電効率になるという。

 東日本大震災によって製塩事業の操業を停止した日本海水小名浜工場の跡地を有効活用するために計画された。年間約43万tのCO2削減効果に貢献し、福島県が目標とする「県内エネルギー需要量の100%相当量を再生可能エネルギーで生み出す」ことに寄与する。

 エア・ウォーター&エネルギア・パワー小名浜は、エア・ウォーターが51%、中国電力が49%を出資し、2017年11月に設立した。

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