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新交通システムを自社メガソーラー電力で運行、西武鉄道

2021/04/08 21:53
工藤宗介=技術ライター
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西武武山ソーラーパワーステーション
(出所:西武鉄道)
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レオライナー「SDGs×Lions GREEN UP! プロジェクトトレイン」
(出所:西武鉄道)
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 西武鉄道(埼玉県所沢市)は、西武鉄道山口線(愛称:レオライナー)について、4月1日から自社所有メガソーラー(大規模太陽光発電所)「西武武山ソーラーパワーステーション」由来の電力100%での運行を開始した。

 レオライナーは、多摩湖駅から西武遊園地駅を経由し西武球場前駅までの約2.8kmを結ぶ、ゴムタイヤで走る新交通システム。2020年9月から、持続可能性に向けた取り組みの対外発信などを目的とした「SDGs×Lions GREEN UP! プロジェクトトレイン」1編成を運行している。

 今回の取り組みでは、東京電力エナジーパートナーを通じて、西武武山ソーラーパワーステーションのトラッキング付き非化石証書を付加した電力を使用する。年間約300t排出していたCO2を実質ゼロで運行できるようになる。

 西武武山ソーラーパワーステーションは、神奈川県横須賀市の約13.5haに太陽光パネル3万1080枚を設置した。出力は8.39MW、年間発電量は一般家庭約2660世帯分に相当する約956万kWhを見込む。太陽光パネルはシャープ製、パワーコンディショナー(PCS)は日立製作所製を採用した。

 西武グループは、太陽光発電所を全国9カ所に所有し、年間の総発電量は約6130世帯分に相当する約2200万kWh。西武武山ソーラーパワーステーションは、そのなかで最大規模の発電所になる。

 また、西武グループでは、CO2排出量をグループ全体で2030年度までに2018年度比で25%削減する目標を設定している。今回のレオライナーの太陽光発電由来電力での運行のほかにも、西武バスではユーグレナのバイオディーゼル燃料で路線バスを運行している。

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