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太陽光発電所を地図上で可視化、オービタルネットがβ版サービス

2021/04/08 22:16
工藤宗介=技術ライター
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屋根上太陽光発電設備ヒートマップ・サービス
屋根上太陽光発電設備ヒートマップ・サービス
(出所:オービタルネット)
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屋根上太陽光発電設備カーネル密度推定マップ・サービス
屋根上太陽光発電設備カーネル密度推定マップ・サービス
(出所:オービタルネット)
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再生可能エネルギー発電事業計画 認定情報位置情報化マップ
再生可能エネルギー発電事業計画 認定情報位置情報化マップ
(出所:オービタルネット)
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 ディープラーニングと地理空間技術を用いたITサービスを展開するオービタルネット(名古屋市)は、AIで判読した屋根上太陽光発電設備を位置情報データベース化し、地図上で可視化するサービスを開発した。β版サービスを、4月14日~16日に幕張メッセで開催される「Location Business Japan 2021」(「Interop Tokyo 2021」と同時開催)に出展するともに、Web上で試験公開する。

 地図上での表現の違いにより「屋根上太陽光発電設備ヒートマップ・サービス」と「屋根上太陽光発電設備カーネル密度推定マップ・サービス」の2種類を用意した。β版では関東地方と中部地方のみに対応。正式版は6月公開の予定で全国に対応する。このほかにも、経済産業省が公開している事業計画認定の情報をもとに位置情報を付与したマップのデモなどを展示する。

 同社は、航空写真などから特定の地物を判読・自動トレースしてGISに取り込み解析する技術を、AIの物体検出技術と地理空間技術を組み合わせて構築してきた。この技術を活用し、地方自治体の償却資産としてのメガソーラー(大規模太陽光発電所)の太陽光パネル位置情報抽出、固定価格買取制度(FIT)期間満了した「卒FIT」顧客獲得のための屋根上太陽光設備の形状および面積抽出検証など、太陽光発電設備のAI判読を手掛けている。

 また、1月にはトラストバンク(東京都目黒区)、エックス都市研究所(東京都豊島区)との間で、地方自治体向けに地域内にある太陽光発電設備を可視化する新サービスについて業務提携契約を締結した。将来的には、今回発表したβ版サービスの基盤技術をもとに、新たなサービス開発を目指す。

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