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太陽光由来電力で走る「ゼロエミバス」、飯田市で実証

2021/04/09 21:53
工藤宗介=技術ライター
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EVバス
(出所:飯田市)
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メガソーラーいいだ
(出所:飯田市)
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 中部電力と丸紅が共同で設立した合同会社フリートEVイニシアティブ(FEVI)は、EVバスの最適運用に関する実証で、4月1日から実質CO2ゼロエミッションを実現した。この実証プロジェクトは、長野県飯田市で1月15日から実施している。

 飯田市、信南交通、中部電力が2020年2月に締結した「地域循環共生圏構築による持続可能な地域づくりに向けた新たなモビリティの活用実証に係る基本協定」に基づくもの。FEVIは、実証を通じてバスに充電する電気を再エネ由来とすることによるCO2削減効果の検証、環境価値評価・市場取引を検討する。

 飯田市と中部電力が連携して建設した太陽光発電所「メガソーラーいいだ」に由来する非化石証書を付加した電気を、中部電力ミライズのCO2フリーメニューとして提供する。CO2排出量が実質ゼロとなる「CO2ゼロエミッションバス」として運行する。

 「メガソーラーいいだ」は、市有地1万8000m2の無償貸与を受けて中部電力が建設した太陽光発電所で、2011年1月に運転を開始した。出力は1MW、年間発電量は100万kWhを見込み、一般家庭320世帯分に相当する。太陽光パネルは三菱電機製を採用、施工は吉川建設(長野県飯田市)が担当した。

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