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パナソニック、中国の工場でCO2ゼロ実現、メガソーラーと証書で

2021/04/12 19:29
工藤宗介=技術ライター
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パナソニック エナジー無錫有限会社
(出所:パナソニック)
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パナソニック エナジー無錫有限会社
(出所:パナソニック)
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 パナソニックは4月6日、中国の現地子会社であるパナソニック エナジー無錫有限会社(PECW)において、工場の操業においてCO2を排出しない「CO2ゼロ工場」を実現したと発表した。同社にとって、これまでで最大規模、かつ中国では初めてのCO2ゼロ工場になるという。

 PECWは、主にリチウムイオン電池、ニッケル水素電池などの蓄電池を製造している。太陽光発電システムの導入やクレジットの調達のほか、より少ないエネルギーで製造する「エネルギーミニマム生産」の推進などによりCO2排出を実質ゼロとした。

 太陽光発電システムは、2016年度に導入した。出力1.6MW、年間発電量は約1900MWhを見込み、工場の使用電力の約3.4%を賄う。残りの電力・燃料使用によるCO2排出量の2020年度実績約4.4万tを、I-REC証書とクレジットの調達により相殺した。

 このほかにも、エネルギーミニマム生産の推進として、双腕ロボット主体の自動生産ライン構築(2018年度、同等消費エネルギーで生産能力10%向上)、AIを用いた省エネ自動制御の導入(2019年度、最大14%の省エネ)、集塵機・ポンプ・排気ファンのインバーター化(2016年度、年間330tのCO2削減)、インバーター式コンプレッサー・真空ポンプの導入(2017年度、年間330tのCO2削減)、LED照明の導入(2018年度)を実施した。

 パナソニックでは、2017年6月に策定した「パナソニック環境ビジョン2050」において「CO2ゼロの工場づくり」に取り組んでいる。今回のPECWを含めて、現在までにグローバルの7カ所の工場・ショールームでCO2ゼロを実現した。今後も各地域のCO2ゼロモデル工場のノウハウを展開し、脱炭素の実現に向けて取り組んでいく。

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