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行方市で「3次元追尾式」営農型太陽光、ジャガイモ栽培

2021/04/17 00:00
工藤宗介=技術ライター
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行方市で稼働したソーラーシェアリング
行方市で稼働したソーラーシェアリング
(出所:ノータス)
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行方市で稼働したソーラーシェアリング
行方市で稼働したソーラーシェアリング
(出所:ノータス)
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 ソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)のコンサルティング、開発を手掛けるノータス(大阪市)は4月16日、シン・エナジー(神戸市)およびフィールドアセット(大阪府東大阪市)から受注した茨城県行方市のソーラーシェアリングが完成し、運転を開始したと発表した。

 ノータスが展開する3次元追尾式の営農型太陽光発電用架台「ノータスソーラーシステム」を日本で初めて採用した。伊REMTECが開発した2軸3次元追尾式の太陽光発電架台技術「アグロボルタイコ」を組み込み、従来の固定型と比較して1.43~1.46倍の発電効率を実現したという。

 柱間12m以上、太陽光パネルまでの高さ4.5m以上と営農空間が広く、作物によって日照を調整できるため、作付品種を限定しないで栽培できる。大型農機の利用も可能。

 ノータスは、グループ会社のノータスソーラーを通じて、2019年にREMTECとアグロボルタイコの国内における独占展開契約を締結。日本の規格、天候、農地に適応できるように再設計し、ノータスソーラーシステムの開発に取り組んできた。

 今回運転を開始した行方市のソーラーシェアリングは、パネル出力85.7kW、連系出力49.5kWの低圧連系案件が2サイトの構成。それぞれサイトごとにシン・エナジーとフィールドアセットが事業主体になる。営農品目はジャガイモ(ホウレンソウから転換)。

 太陽光パネルは独ルクサー製、パワーコンディショナー(PCS)はオムロン製を採用した。施工はグッド・エナジー(東京都台東区)。固定価格買取制度(FIT)単価は29円/kWh。農地の一時転用許可期間は3年更新で、FIT売電期間は20年間。

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