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夜間・無人で太陽光パネルを遠隔診断、アイテスが開発

2021/04/19 22:45
工藤宗介=技術ライター
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今回開発した遠隔安全診断技術のフロー
今回開発した遠隔安全診断技術のフロー
(出所:アイテス)
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 アイテス(滋賀県野洲市)は4月19日、太陽光発電システムの遠隔安全診断技術「SoT(そっと、)」を開発したと発表した。同社の持つセンシング技術と太陽光パネルの故障解析技術を応用し、これまで専門技術者が現場で行ってきた太陽光発電の安全に関わる電気試験を無人で行えるという。

 太陽光発電システムが停止する夜間に、ストリング回路などを自動計測する。毎夜の計測データは、IoTを用いてWebクラウド上に蓄積し、独自開発の診断アルゴリズムにより健全性を診断する。問題がある場合は管理者へアラート通知し、健全性の定期レポートを提供する。

 従来の遠隔監視システムでは発見できなかった異常を早期に発見できる。アーク放電などの重故障となる前に早期の異常発生や予兆に気付くことができ、適切な駆け付け対応が可能になるとしている。

 今回開発した診断技術は「予防保全」の考え方を想定しているという。2020年度に東北電力と共同で実用化に向けた実証実験を行った。太陽光発電のO&M(運営・保守)サービス事業者など向けに、2021年度中に販売を開始することを目指す。

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