ニュース

北陸のスーパー2店、第三者所有モデルで「太陽光+蓄電池」、レジリエンス強化も

2021/04/19 22:39
加藤 伸一=日経BP 総合研究所 クリーンテックラボ
印刷用ページ
運用のモデル
運用のモデル
(出所:オリックス)
クリックすると拡大した画像が開きます
設置した「ゆいの里店」
設置した「ゆいの里店」
(出所:オリックス)
クリックすると拡大した画像が開きます
「ゆいの里店」の屋根上の太陽光パネル
「ゆいの里店」の屋根上の太陽光パネル
(出所:オリックス)
クリックすると拡大した画像が開きます

 オリックスは、福井県と石川県にある2カ所のスーパーマーケットに、太陽光発電とリチウムイオン蓄電池を併設したシステムを、第三者所有モデルで設置したと発表した。

 スーパーマーケットを展開するバローホールディングス(岐阜県多治見市)、北陸電力と提携し、福井県越前市日野美にある「スーパーマーケットバロー武生店」と石川県金沢市三池新町にある「スーパーマーケットバローゆいの里店」に導入した。

 オリックスでは、BCP(事業継続計画)機能を備えた、レジリエンス性の高い第三者所有モデルの太陽光発電・蓄電池システムと位置付けている。

 太陽光発電・蓄電池システムは、オリックスがバローから屋根などを借りて設置した。そして、バローと電力購入契約(PPA)を結び、バロー店舗の屋根上に設置した太陽光発電電力を店舗に供給する。

 武生店の太陽光発電システムは、太陽光パネルベースで295.65kWで、カナディアン・ソーラー製の365W/枚を810枚並べた。ゆいの里店の太陽光発電システムは、同236.52kWで、同製品を648枚並べた。

 リチウム蓄電池システムは、いずれも中国のSungrow Power Supply製で、出力50kW・容量159kWhのモデルを1台ずつ設置した。

 バローホールディングスにとっては、初期費用ゼロで太陽光発電・蓄電池システムを導入できる利点がある。

 今回の取り組み前に比べて、同HD店舗のCO2排出量を15~20%程度抑制できるとしている。また、非常時に停電が生じても、蓄電池システムから放電した電力で店舗の運営を継続し、食料品や生活用品を近隣地域の顧客に販売できる。

 ただし、店舗の消費電力は、屋根上の太陽光発電電力だけでは賄いきれない。そこで、北陸電力がサービスのアレンジャーを担うとともに、不足分の電力を店舗に供給する。

 3社は今後、導入した店舗の消費電力や機器の稼働状況のデータを活用し、店舗間での電力融通や地域における電力の需給調整など、大型の蓄電池システムを活用した新たな取り組みも検討していく。

 太陽光発電電力の地産地消とともに、BCP対策、安定した地域エネルギーネットワークの構築にもつながるとしている。

 オリックスとバローは、岐阜県可児市(下恵土店)と静岡県富士宮市(三園平店)の店舗において、同様の取り組みをはじめており、これに続くもの(関連ニュース)。

  • 記事ランキング