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北電、大型連休にも出力制御の可能性、サイトに「見通し」掲載

2021/04/21 23:53
工藤宗介=技術ライター
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「再生可能エネルギー出力制御見通し」の掲載イメージ
「再生可能エネルギー出力制御見通し」の掲載イメージ
(出所:北海道電力)
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 北海道電力は4月20日、今春のゴールデンウィークには再生可能エネルギーに対する出力制御(出力抑制)の可能性があると発表した。

 電力需要や太陽光発電の稼働が平年並みであれば再エネへの出力制御の可能性は低いと想定しているものの、電力需要の減少や晴天による太陽光発電の高稼働、北海道から本州へ余剰電力が送電できないなどの条件が重なった場合、再エネに対して出力制御指令を出す可能性があると警告している。

 こうしたなか同社は、Webサイト内で電力需給情報を通知するページ「北海道エリアのでんき予報」に、4月26日から「再生可能エネルギー出力制御見通し」を掲示すると発表した。毎日17時頃に3日先までの出力制御の実施可能性を掲載する。合わせて、問い合わせ専用ダイヤルを開設した。

 また、出力制御の対象となる発電事業者に対しては、旧ルール適用の発電事業者(オフライン制御)には電話およびメールで制御指示を行う。旧ルール適用(オンライン制御)および新・指定ルール適用の発電事業者には当日、制御ルールを配信する。

 2021年1月末時点の北海道内の再エネ導入量(連系量)は459万kWと、北海道エリアの平均的な需要(約350万kW)を上回る水準に達している。同社は、需給バランスの維持のため、火力発電の出力抑制や揚水発電の運転、北本連系設備を活用したエリア外との広域的な系統運用などにより電力の安定供給に努めている。

 一方、これらの対策を行っても供給が需要を上回り電力の安定供給が維持できない場合は、「優先給電ルール」に基づき再エネ発電設備などへの出力制御を行う必要がある。同社は2019年7月以降、バイオマス・太陽光・風力の各発電事業者に向けて出力制御の準備を進めるよう通知してきた。

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