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太陽光で航行するクルーザー、パネルと蓄電池を搭載

2021/04/24 21:17
加藤 伸一=日経BP 総合研究所 クリーンテックラボ
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「X40 Concept」
(出所:Marine X)
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太陽光パネルが見える
(出所:Marine X)
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横浜でのイベントに出展
(出所:トリナ・ソーラー)
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船舶向けの太陽光パネルを搭載
(出所:トリナ・ソーラー)
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船内の蓄電池システム
(出所:トリナ・ソーラー)
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船内の冷蔵庫(右)、オーブンレンジ(中)、洗濯機(左)
「ラグジュアリー」を謳うだけあってあって、冷蔵庫内にはシャンパンも見える(出所:トリナ・ソーラー)
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 太陽光パネル大手の中国トリナ・ソーラーは、クルーザー(居住設備を持つ船)に、自社の太陽光パネルと蓄電池システムが採用されたことを明らかにした。

 このクルーザーは、Marine X(大阪市中央区)が開発・製品化した「X40 Concept」で、国内最大級の関連イベントである「ジャパン・インターナショナルボートショー」(4月15日~18日:横浜ベイサイドマリーナで開催)に出展された。

 トリナ・ソーラーによると、太陽光発電電力は、既存のエンジンとともに、クルーザーの航行に使われる。船内の冷蔵庫、洗濯機をはじめとする電化製品の電力もまかなうという。

 「ラグジュアリーなアーバンクルーズ体験」を打ち出すこのクルーズは、船内で快適に過ごせるよう、こうした電化製品を搭載している。

 こうした目的の船のため、晴天時に航行することがほとんどとなり、太陽光発電設備の利用率が高まるという。

 将来的には人工知能(AI)を活用した自律航行の実現を目指しており、現状でも、水上の航行可能エリアと障害物を検知し、画面表示と警報音で方角とおおよその距離を操船者に知らせるAIアシスト機能を実装している。

 また、通常のステアリングによる操船だけでなく、ジョイスティックによる操船も可能にした。

 停泊時に船の位置を自動で保持する定点保持や、船体の揺れを抑えるといった先進機能も積極的に採用している。

 船は全長が12.48m、幅が4.02m、船の容積を表す指標である総トン数は12トン、定員は12人となっている。

 太陽光パネルは、船舶向けの専用品(265W/枚)を4枚搭載し、合計出力は1060Wとなっている。

 蓄電池システムの出力は3.5kW、容量は9.6kWhとなっている。

 トリナ・ソーラーでは、今回採用されたような船舶向けの太陽光パネルや蓄電池を、電動の船舶関連を手掛けるEV船販売(東京都中央区)を通じて販売している。

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