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東京センチュリーなど3社、「アセマネ」高度化を実証

2021/04/27 17:08
工藤宗介=技術ライター
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実証事業のイメージ
(出所:東京センチュリー、TGES、KCCS)
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 東京センチュリー、東京ガスエンジニアリングソリューションズ(TGES、東京都港区)、京セラコミュニケーションシステム(KCCS、京都市)の3社は4月26日、太陽光発電事業におけるアセットマネジメント業務を高度化する実証事業を実施すると発表した。

 東京センチュリーの太陽光発電所を対象に、データ分析とO&M(運営・保守)の最適化により、設備の発電効率と運用管理に関するコストを削減し、太陽光発電の原価低減効果を検証する。東京センチュリーの適切な事業管理のもと、TGESのエネルギーインフラ全般に関する幅広い知見と、KCCSの太陽光発電における技術的知見を活用する。

 TGESは、ガス事業やエネルギーサービス事業において設備を所定の性能で中長期に渡って安定的に運営するための技術的知見を持つ。また、KCCSは、25年にわたって公共・産業用太陽光発電システムの構築やメガソーラー(大規模太陽光発電所)のEPC(設計・調達・施工)およびO&Mを展開しており、O&Mでは全国約400サイト合計860MW(4月時点)の実績がある。

 既存計画の検証・構築、リース・融資の管理などのファイナンス関連業務、発電設備や蓄電池の遠隔制御・VPP(仮想発電所)の運用技術などのエネルギー管理業務、太陽光発電事業の専門性を組み合わせることで、品質の高いサービス提供と高度な再生可能エネルギー電源活用を実現する。固定価格買取制度(FIT)に依存しない再エネ普及拡大に取り組む。

 実証期間は1年程度の予定。対象は、東京センチュリーグループが運営する134カ所(1月末時点)の太陽光発電所から、効果の見込めそうな大規模発電所を中心に選定する。事業性を検証のうえ、将来的には他社所有の太陽光発電向けサービスを提供するアセットマネジメント事業会社の設立を視野に入れる。

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