尾花沢市で小水力発電、スキー場の運営会社が着工

2021/05/08 11:02
工藤宗介=技術ライター
地鎮祭の様子
地鎮祭の様子
(出所:DMC aizu)
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 ISホールディングスの100%子会社で、猪苗代町など福島県内でスキー場を運営するDMC aizu(福島県猪苗代町)は5月6日、同社が出資する小水力発電所「山形県尾花沢市中沢川水力発電所」が同日着工したと発表した。12月ごろに営業運転を開始する予定。

 最上川水系中沢川に設置し、出力は410kW、年間発電量は一般家庭約400世帯分に相当する153万kWhの見込み。小水力発電設備は、ISホールディングスのグループ会社である朝日機工(福島県石川町)製を採用する。

 ISホールディングス100%子会社のグリーン電力エンジニアリング(東京都千代田区)が建設に向けて準備を進め、DMC aizuがメザニンローンを引き受ける。固定価格買取制度(FIT)に基づき全量売電し、収益をスキー場などの運営に活用する。FITによる売電単価は29円/kWh。

 グリーン電力エンジニアリングは、福島県および山形県で3年以内に約10カ所・合計約4MW、5年以内に約30カ所・合計約10MWの小水力発電所を開発する計画。DMC aizuは発電事業者として参画する。

 DMC aizuは、福島県内でスキー場3カ所と道の駅1カ所を運営する。小水力発電事業は多角化の一環で、運営施設の近隣に位置する小水力発電所では発電した電力を直接供給することも検討する。