レノバ、軽米町で40MWのメガソーラー今秋稼働、千葉沖でも洋上風力開発へ

2021/05/13 09:00
工藤宗介=技術ライター
「軽米尊坊ソーラー発電所」の概要
「軽米尊坊ソーラー発電所」の概要
(出所:レノバ決算資料)
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 レノバは5月11日、2021年度3月期の中間決算説明会資料を公表した。それによると、同社の再生可能エネルギー発電事業は、運転中が333MW、建設中が580MWの合計913MW。建設中の8事業は新型コロナウイルスの影響もなく予定通りに進捗しており、今期は3事業が運転を開始し、2022年3月期の運転中事業は593MWになる見通し。

 福岡県苅田町の「苅田バイオマス発電所」は、1月に試運転を始め、6月に稼働する予定。出力75.0MWで、主燃料に輸入木質ペレットを用いる。固定価格買取制度(FIT)による売電単価は24円/kWh。運転開始後にコールオプションを行使し、レノバの連結子会社となる見込み。運転開始後の出資比率はレノバが53.07%、住友林業が41.5%など。想定売上収益は年間約130億円、想定EBITDAマージンは約40%を見込む。

 岩手県軽米町の「軽米尊坊ソーラー発電所」は、パネル設置が完了し、設備検査など稼働に向け準備している。運転開始は10月の予定。出力40.8MWで、売電単価は36円/kWh。想定売上収益は年間約15億円、想定EBITDAは年間約12億円を見込む。

 ベトナムの「クアンチ陸上風力プロジェクト」は、タワー設置やナセル取り付けなどが進められており、10月末までに稼働する予定。出力144.0MW。出資比率はベトナムの電力事業者Power Construction Joint Stock Company No. 1(PCC1)などが60%、レノバが40%。想定売上収益は年間約50億円を見込む。

 このほかにも、徳島市の「徳島津田バイオマス発電所」(出力74.8MW、2023年運開予定)、静岡県御前崎市の「御前崎港バイオマス発電所」(出力75.0MW、2023年7月運開予定)、宮城県石巻市の「石巻ひばり野バイオマス発電所」(出力75.0MW、2023年5月運開予定)、仙台市の「仙台蒲生バイオマス発電所」(出力75.0MW、2023年11月運開予定)が建設中。

 また、レノバが開発を主導する洋上風力発電事業「秋田県由利本荘市沖洋上風力事業」は、5月中に公募占用計画を提出する予定。出力約700MWで、コスモエコパワー、JR東日本エネルギー開発、東北電力が出資参画する。公募プロセスでは今後、2段階の審査および評価を経て事業者が選定される予定。

 「千葉県いすみ市沖洋上風力事業」は、2018年から地域関係者との協議を開始、2020年から風況観測および音波調査を開始し、現在は風況を継続観測中。出力350~450MWの予定。地域との共存共栄の理念をもとに、事業実現を目指して開発を進めているという。