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栃木県でFIT対象の営農型低圧太陽光、NTTスマイルが稼働

2021/05/13 11:24
工藤宗介=技術ライター
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NTTスマイルエナジーが運転を開始したソーラーシェアリング
(出所:NTTスマイルエナジー)
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 NTTスマイルエナジー(大阪市)は5月10日、栃木県内で同社初となるソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)を稼働すると発表した。低圧配電線に連系する事業用低圧案件のパネルの下で営農を行う。合計8サイトを建設し、順次運転を開始する。

 同社では、新たな取り組みとして、営農と発電の両立による再生可能エネルギーの普及、地域の防災力の強化、食物・エネルギーの地産地消を目指すという。

 第1号案件は4月30日に連系を開始した。太陽光パネルの出力は120kW、連系出力は49.5kW。同社の遠隔監視システム「エコめがね」を導入し、出力制御にも対応する。また、災害時には非常用電源として活用できる自立運転機能を備え、固定価格買取制度(FIT)対象の条件である地域活用要件をクリアし、FITを利用して売電する。

 施工・保守は、地元事業者のグリーンシステムコーポレーション(宇都宮市)が担当する。同社は、これまでに約783件、合計出力105MW相当の野立て太陽光発電所を構築し、ソーラーシェアリングの実績も伸ばしている。

 営農は、グリーンシステムコーポレーションのグループ会社であるグリーンウィンドが担当する。麦や大豆、小麦などを有機栽培し、地元店舗においてパンなどで販売する。

 NTTスマイルエナジーは、同案件によりソーラーシェアリング事業の運営ノウハウ獲得、荒廃農地を活用したソーラーシェアリングの更なる拡大を検討する。また、ソーラーシェアリング特有の監視・制御機能の検討や、荒廃農地などを活用した非FIT太陽光発電向けエコめがねを検討し開発する。

 このほかにも、親会社であるNTTアノードエナジーが宇都宮市と共同で実施を予定している地域新電力会社との連携についても検討していく。

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