東北電、大型連休中の再エネ比率は最大87.7%、出力制御を回避

2021/05/15 05:33
工藤宗介=技術ライター
大型連休期間中のエリア需要と再エネ発電の実績
大型連休期間中のエリア需要と再エネ発電の実績
(出所:東北電力ネットワーク)
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エリア需要に対する再エネ発電比率最大時の需給バランス
エリア需要に対する再エネ発電比率最大時の需給バランス
(出所:東北電力ネットワーク)
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 東北電力ネットワーク(仙台市)は5月13日、東北6県および新潟エリアの大型連休期間中(4月29日~5月9日)における電力需給状況を発表した。昼間の一部時間帯で厳しい需給状況となる日もあったが、再生可能エネルギーに対する出力抑制(出力制御)を回避できたという。

 連休期間中、エリア内の総需要に対する再エネ発電比率が最も高かったのは5月4日11時~12時。エリア需要が724万kWだったのに対し、再エネ発電量は合計635万kW(太陽光552万kW、風力83万kW)に達した。再エネ発電比率は87.7%と、前年で最も再エネ発電比率が高かった2020年5月5日11時~12時の78.3%より1割近く上昇した。

 同社は、エリア外への送電303万kW、揚水運転・蓄電池による蓄電45万kWを実施。さらに、火力(地熱・バイオマス発電)を242万kWに抑制(前年で再エネ発電比率が最大だった2020年5月5日11時台は448万kW)することで、需給バランスを維持した。

 なお、連休期間中におけるエリア需要の最大値は4月29日11時台の880万kW、再エネ発電量の最大値は5月6日11時台の合計640万kW(太陽光575万kW、風力65万kW)だった。同社は、今後も電力の安定供給に万全を期しながら、再エネの最大限の活用と導入拡大に努めるとしている(関連記事:東北電、今春にも出力制御、サイトに「見通し」掲載へ)。