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花王、2030年「再エネ100%」、2050年「カーボンネガティブ」へ

2021/05/20 21:23
工藤宗介=技術ライター
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自家消費用太陽光発電を導入した花王の栃木工場
(出所:花王)
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 花王は5月19日、脱炭素社会の実現に向け新たな目標を策定し、2040年までにカーボンゼロ、2050年までに「カーボンネガティブ」を目指すと発表した。「カーボンネガティブ」は、排出した以上のCO2を減らすことで大気中のCO2を減らすことを指す。

 その達成を見据えて、SBTイニシアティブ(SBTi)から2019年に認定取得した目標設定の引き上げを申請するとともに、国際イニシアティブ「RE100」に申請した。

 花王グループでは、2019年4月にESG戦略を策定。同戦略のなかで、SBTi「1.5℃目標」に合わせて脱炭素長期目標を「スコープ1+2 によるCO2排出量(絶対量)を2030年までに22%削減(基準年2017年)」「製品ライフサイクルのCO2排出量(絶対量)を2030年までに22%削減(基準年2017年)」と設定した。

 今回、「2040年カーボンゼロに向けた目標」として、SBTi「2.0℃目標」に合わせて「スコープ1+2 によるCO2排出量を2030年までに55%削減(基準年2017年)」と削減率を引き上げた、CO2排出量の少ない設備の導入や再生可能エネルギーの使用をさらに推進する。なお、製品ライフライクルCO2の削減量は従来の22%を継続する。

 また、新たに「使用電力を2030年までに100%再生可能エネルギー電力に転換」を設定し、RE100への加盟を申請した。従来から取り組んでいる自家消費型太陽光発電設備の導入と購入電力の再エネ転換をさらに推進する。さらに「花王の製品・サービスを利用することによる社会全体でCO2を削減する量 を2030年までに1000万t」と設定した。

 このほか、「2050年カーボンネガティブに向けた目標」として、CO2を原料にする技術の開発を目指す。

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