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170基の風車をドローンで点検、ユーラスグループ

2021/05/21 18:28
工藤宗介=技術ライター
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ユーラス北野沢ウインドファームでのドローン点検の様子
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ユーラス北野沢ウインドファームでのドローン点検の様子
(出所:ユーラステクニカルサービス、東京電力ベンチャーズ)
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 ユーラステクニカルサービス(東京都港区)と東京電力ベンチャーズ(東京都千代田区)は5月20日、ユーラステクニカルサービスが運転・保守管理を手掛ける全国13カ所、合計170基の風力発電設備のドローン点検を実施すると発表した。ドローンによる風車点検としては国内最大規模になる。

 ユーラステクニカルサービスは、ユーラスエナジーホールディングスのグループ会社で、国内の風力および太陽光発電所の運転・保守管理業務を行っている。また、東京電力ベンチャーズは、風力発電設備の保守管理サービスで米SkySpecsと独占アライアンスを締結している。

 これまでユーラステクニカルサービスは、ブレード(羽根)の点検を人力で行っていたが、点検精度が一定でないことや点検に時間を要すること、高所作業による安全面などで課題を抱えていた。これらの課題に対処するため複数社のドローンによるブレード点検サービスを比較検討した結果、高い優位性を示したSkySpecsを採用した。

 SkySpecsのドローン点検サービスは、「自律制御による自動運転で安定した精度の画像を取得できる」「1基あたり15分で画像取得でき短期間の点検が可能」「1基あたりの点検に伴う風車停止時間を削減でき費用対効果に優れる」「同社のAIは6万基以上の過去点検データから優れた損傷検知能力を持つ」といった特徴がある。

 国内における陸上風力設備の耐用年数は約20年とされる。経年化が進んでいく状況下で安定的な運用には、風車ブレード損傷の早期発見の重要性が増しているという。保守管理業務のデジタル化を通じて、安定的に利用を拡大していくとしている。

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