茨城と広島でメガソーラー3件着工、17.97円で落札案件も

カナディアン・ソーラー系が開発、パワコンはTMEICなど

2021/05/23 14:00
加藤 伸一=日経BP 総合研究所 クリーンテックラボ
鳥取県大山町で開発・運営しているメガソーラーの例
鳥取県大山町で開発・運営しているメガソーラーの例
(出所:カナディアン・ソーラー)
クリックすると拡大した画像が開きます

 太陽光パネル大手のカナディアン・ソーラーは、茨城県と広島県において、3カ所で合計出力約43MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)を着工した。

 連系出力10~15MWの特別高圧送電線に連系する案件で、いずれも自社製の太陽光パネルを採用した。

 茨城県笠間市では2カ所のメガソーラーを着工した。

 1カ所目は、連系出力10MW、パネル出力11.340MWで、山林だった土地を活用した。固定価格買取制度(FIT)に基づく売電単価は24円/kWh(税抜き)となっている。

 EPCサービスは、東芝インフラシステムズ(川崎市幸区)が担当する。パワーコンディショナー(PCS)は、東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用した。

 もう1カ所は、連系出力12MW、パネル出力約13.570MWで、山林だった土地を活用した。FITに基づく売電単価は32円/kWh(税抜き)である。

 EPCサービスは、大和エネルギー(大阪市阿倍野区)が担当する。PCSは、Sungrow Power Supply製を採用した。

 広島市では、連系出力15.4MW、パネル出力約17.461MWのメガソーラーを着工した。宅地造成計画地だった土地を活用する。

 FIT改正に伴って導入された入札制度の第1回で落札した案件で、売電単価は17.97円/kWh(税抜き)である(関連ニュース)。

 EPCサービスは、旭テクノプラント(岡山県倉敷市)が担当する。PCSは、スペインのPower Electronics製を採用した。

 茨城と広島における3カ所のプロジェクトでは、日本の債券投資家向けにグリーンプロジェクトボンドを発行して81億円を調達した。

 このプロジェクトボンドは、ゴールドマン・サックス証券が単独で組成した。これに際し、ゴールドマン・サックス証券と6度目の業務提携を締結した。

 今回のプロジェクトボンドは、ボンドの各トランシェ(条件で区分された個別部)において2年および18年という2つの満期を持つデュアルテナー構造というユニークな構成としている。建設・運用段階で必要なすべての資金を賄える。