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「太陽光+燃料電池+蓄電池」で工場を運用、パナソニックが実証

2021/05/26 14:36
工藤宗介=技術ライター
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RE100化ソリューション実証設備の完成予想図
RE100化ソリューション実証設備の完成予想図
(出所:パナソニック)
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純水素型燃料電池
純水素型燃料電池
(出所:パナソニック)
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 パナソニックは5月24日、純水素型燃料電池システムと太陽電池を組み合わせた自家発電により事業活動で消費するエネルギーを100%再生可能エネルギーで賄う「RE100化ソリューション」を構築し、2022年春から実証を始めると発表した。

 滋賀県草津市のパナソニック アプライアンス社草津拠点に、出力500kWの純水素型燃料電池と出力約570kWの太陽光パネルを組み合わせた自家発電設備、余剰電力を蓄える容量約1.1MWhのリチウムイオン蓄電池を備えた大規模実証施設を設置する。

 同施設で発電した電力を用いて、草津拠点内にある燃料電池工場の製造部門の全使用電力を賄う。燃料電池工場のピーク電力は約680kW、製造部門の年間使用電力量は約2.7GWhになる。「3電池」の連携による最適な電力需給運用に関して技術開発して検証する。

 純水素型燃料電池は、家庭用燃料電池コージェネレーション(熱電併給)システム「エネファーム」の技術を活用して開発した。出力は5kWで、2021年10月に発売する予定。実証では、100台を連携制御することで出力500kWを実現する。

 また、気体換算で約2万m3の液化水素貯蔵タンクを設置し、岩谷産業から水素の供給を受ける。実証開始時は再エネ由来水素ではないが、将来的には再エネ由来のグリーン水素によるRE100を目指す。水素を本格活用する工場のRE100実現は世界初になるという。

 3電池の組み合わせにより、広大な設置面積が必要で天候の影響を受けるという太陽光発電の課題を補完し、事業活動に必要な電力を高効率・安定的に供給する。蓄電池によって、電力需要に応じた適切なエネルギー管理が可能なほか、使用量の少ない工場非稼働日の発電電力も有効活用できる。

 今回の実証を通じて、純水素型燃料電池の運用を含めたエネルギー管理に関するノウハウと実績を積み、自家発電により事業活動に必要な再エネ電力を賄う「RE100ソリューション」の事業化を目指す。

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