「太陽光+蓄電池」の第三者所有モデル、災害時に安心

2021/05/28 18:05
工藤宗介=技術ライター

 一般家庭向けに太陽光パネルと蓄電池を初期費用0円で設置する第三者所有型サービスが相次ぎ登場している。シャープエネルギーソリューション(大阪府八尾市)は5月18日、電力小売事業者のTRENDE(東京都千代田区区)と協業して、新築住宅向け定額制PPAサービス「COCORO POWER(ココロパワー)」を発表した。

 シャープ製の太陽光パネル(出力5kW~10kW未満)および蓄電池(容量6.5kWh)を初期費用0円で設置する。発電した電力は毎月定額使い放題となる。ただし、自己所有の蓄電池や電気自動車(EV)への充電はできない。

 太陽光パネルのみを設置する「ソーラープラン」は、夜間などに使用する毎月140kWhまでの系統電力からの電気も月額料金に含まれる。契約期間は10年。月額料金(税込み)は、ガス併用の場合は7700~8800円、オール電化の場合は8800~9900円(エリアにより異なる)。

 太陽光パネルと蓄電池を設置する「ソーラー蓄電池プラン」は、蓄電池に蓄えた電気を夜間などにも使用可能。契約期間は14年。月額料金は1万380円。サービス開始は6月30日。

「ソーラー蓄電池プラン」は太陽電池の電気を電池に貯めて夜にも使える
「ソーラー蓄電池プラン」は太陽電池の電気を電池に貯めて夜にも使える
(出所:シャープエネルギーソリューション)
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 また、東京ガスは5月27日、災害による停電などの「もしもの時」の備えを想定した「あんしんWでんち」を同日から提供すると発表した。当初は東京電力エリア・東北電力エリアが対象で、近日中に中部電力エリアにも対応する予定。

 ネクストエナジー・アンド・リソース製の太陽光パネル(4kW~9kW程度)および蓄電池(容量10.24kWh)を初期費用0円または先払い30万円で設置できる。顧客は、月額のレジリエンスサービス料金と、太陽光発電使用分の料金を支払う。太陽光発電で賄えない分の電力は、顧客が契約する電気小売事業者から購入する。

 契約期間は10年と15年を選べる。「初期費用0円プラン」は、レジリエンスサービス料金が月額1万1900円(15年契約)、1万7900円(10年契約)。「先払い30万円プラン」は同9900円(15年契約)、1万4900円(10年契約)。太陽光発電使用分の料金は28.30円/kWh。

「あんしんWでんち」のイメージ
「あんしんWでんち」のイメージ
(出所:東京ガス)
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