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デンソー、工場内でCO2循環、太陽光で排ガスからメタン合成

2021/05/31 19:37
工藤宗介=技術ライター
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CO2循環プラントの外観
(出所:デンソー)
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プラント内部の様子
(出所:デンソー)
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CO2循環サイクル
(出所:デンソー)
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 デンソー(愛知県刈谷市)は、工場から排出されるCO2を回収して循環利用する実証施設「CO2循環プラント」を、愛知県安城市にある同社・安城製作所の電動開発センター内に建設し、実証実験を進めている。4月7日に発表した。

 今回発表した技術は、ガスを使用する機器からの排ガスと太陽光発電の電力を用いて生成した水素からメタンを合成し、ガス使用機器で再利用する仕組み。豊田中央研究所(愛知県長久手市)との共同開発で、2020年7月から実証を開始した。

 実証設備は、排ガスに含まれる水分を除去する脱水器、デンソーの自動車排ガス浄化技術を活用したCO2回収器、回収したCO2と合成する水素を生成する水素発生装置、メタンをCO2と水素から合成するメタン化反応器、太陽光発電設備などで構成される。

 将来的には、デンソーの生産設備へCO2循環サイクルの導入を目指す。同社は、2020年から変革プラン「Reborn(リボーン)21」を推進しており、環境分野では「モノづくり」「モビリティ製品」「エネルギー利用」の3つの領域全体でCO2排出実質ゼロを目指すと宣言している。

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