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群馬県川場村に小水力稼働、日常のO&Mを自動化

2021/06/02 18:16
工藤宗介=技術ライター
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川場谷小水力発電所の取水口
川場谷小水力発電所の取水口
(出所:ヒューリック)
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川場谷小水力発電所の全体イメージと導入技術
川場谷小水力発電所の全体イメージと導入技術
(出所:ヒューリック)
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 不動産大手のヒューリックは、群馬県川場村に小水力発電所「川場谷小水力発電所」を建設し、5月1日から発電を開始した。再生可能エネルギー開発のアドバンス(東京都千代田区)との共同開発となる。5月28日に発表した。

 同村を流れる薄根川の流水を利用した全長1.65km、高低差約120mの小水力発電所。大雨や積雪時には人が踏み入ることが困難な山奥の上流部に位置することから、日常の除塵作業や出力・取水量調整機能など、最新の自動化・電動化・遠隔化技術を導入したという。

 出力は199kW、年間発電量は一般家庭360世帯分に相当する約1.3GWhの見込み。発電した電力は、当初は固定価格買取制度(FIT)に基づき売電し、20年間のFIT期間満了後はヒューリックの保有物件に電力を供給する計画。

 ヒューリックでは、保有物件の「2050年CO2排出量ネットゼロ」に向けて再エネ電源の開発・保有・利用を推進している。天候に左右される太陽光発電に対し、季節や昼夜を問わず安定的に電力を供給できる小水力発電は、エネルギーミックスの観点で強靭化に寄与するとしている。

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