会津大学と会津コンピュータサイエンス研究所(福島県会津若松市)、バンプージャパン(東京都千代田区)は5月25日、完全オフグリッド型の蓄電ソーラーカーポートに関する実証実験を開始したと発表した。
出力340Wの太陽光パネル15枚と容量2.4kWhの蓄電池を備え、系統電力に一切頼らず電気自動車(EV)や電動モビリティに再生可能エネルギーを供給、充電できる。蓄電池にはAIチップを搭載し、発電・充電・放電の全ての記録をブロックチェーンで管理することで、完全なトレーサビリティを実現した。
会津大学はAIチップ、会津コンピュータサイエンス研究所はAIチップ搭載型蓄電池およびブロックチェーン管理基盤、バンプージャパンはソーラーカーポートの開発を担当した。トレーサビリティ管理を備えた蓄電池を併設したオフグリッド型ソーラーカーポートは世界初という。
実証実験では、会津大学の駐車場にソーラーカーポートを2基設置した。実証期間は約2年間で、その後は実用化に向けて会津若松市内を中心に設置・展開していく予定。