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街路樹の剪定枝でバイオマス発電、東松山市で約2MW

2021/06/03 21:18
工藤宗介=技術ライター
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街路樹のイメージ
(出所:三菱地所)
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 三菱地所、静岡ガス&パワー(静岡県富士市)、プロスペックAZ(名古屋市)の3社は5月31日、街路樹の剪定枝などを活用した木質バイオマス発電事業に参入すると発表した。埼玉県東松山市に出力1990kWのバイオマス発電所を開発する。

 都市部の街路樹や公園の樹木の生育に伴い発生する剪定枝は関東1都6件だけでも年間約50万tと推定され、その大部分は廃棄処分または焼却処分される。同事業は、都市の廃棄物である剪定枝を燃料に活用する地域循環型の再生可能エネルギー発電事業になる。

 「東松山バイオマス発電所(仮称)」は、街路樹などの剪定枝年間約3万tを燃料に使用する。年間発電量は一般家庭約4800世帯分に相当する約1500万kWh、年間CO2削減量は約6900tを見込んでいる。

 事業主体となる東松山バイオマス発電合同会社は、三菱地所が60%、静岡ガス&パワーが35%、プロスペックAZが5%を出資し、2021年3月に設立した。2021年10月に着工し、2023年3月に運転開始する予定。

 今後も、剪定枝を活用したバイオマス発電所を全国各地で十数件程度手掛ける計画。

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