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米キャタピラー、マイクロソフトに「再生可能ディーゼル」提供

2021/06/04 22:43
工藤宗介=技術ライター
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米キャタピラーのホームページ
(出所:米キャタピラー)
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 大手建設・鉱山機器メーカーの米キャタピラーは6月1日、米マイクロソフトがスウェーデンに建設中のデータセンターの第1フェーズで、再生可能なディーゼル燃料で稼働する予備電源を提供すると発表した。

 同データセンターは、マイクロソフトの最も先進的で持続可能な施設のひとつであり、省エネ設計、100%再エネ電力、廃棄物ゼロ運用などを特徴とする。マイクロソフトは、2030年までに事業活動におけるCO2排出量より多くの炭素を抑制・除去する「カーボンネガティブ」を実現するという公約を掲げている。

 同センターに設置した産業用ディーゼル発電機「Cat C175-20」および「C18」は、再生可能な液体燃料「Preem Evolution Diesel Plus」を用いて電力供給する。キャタピラーの発電機は、再生可能な原材料を50%以上含む合成ディーゼル燃料での運転を可能にすることで、マイクロソフトの持続可能性目標に沿ったものを提供する。

 Preem Evolution Diesel Plusは、スウェーデン・ヨーテボリのPreem製油所で製造された、世界初のエコラベル付きディーゼル燃料。キャタピラーとマイクロソフトは、アイルランド・ダブリンのデータセンターで同燃料の評価・試験を行った。

 キャタピラーは、持続可能性をサポートする幅広い電源製品ポートフォリオを揃えている。例えば、太陽光発電、双方向型パワーコンディショナー(PCS)、エネルギー貯蔵システム、高度なマイクログリッド制御機器、デジタル監視が含まれる。

 また、コージェネレーション(熱電併給)システムは、電力供給と高効率の冷暖房を同時に提供する。ジェネレーターセットは、炭鉱メタン、埋立地ガス、排水バイオガスなど、さまざまなバイオガス燃料で動作するように構成できる。

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