東電RP、山形県遊佐町沖に500MWの洋上風力を計画

2021/06/08 23:02
工藤宗介=技術ライター
事業実施の想定エリア。遊佐町の沖合1㎞に設置する
事業実施の想定エリア。遊佐町の沖合1㎞に設置する
(出所:東京電力リニューアブルパワー)
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 東京電力リニューアブルパワー(東電RP)は、山形県遊佐町の沖合約40km2の区域に最大出力500MWの洋上風力発電所を計画している。5月31日、計画段階環境配慮書をとりまとめ、経済産業大臣と山形県知事に送付したと発表した。

 「山形県飽海郡遊佐町沖洋上風力発電事業(仮称)」は、山形県主催の説明会で示された事業化想定区域(案)を事業実施想定区域に設定する。沿岸住居などに対する騒音や自然公園の指定地域に配慮して1kmの離岸距離が確保されており、水深は一般に着床型洋上風力発電に向く10~40m前後、年間平均風速は主に7.5~8.0m/sの範囲。

 風力発電設備の構成は、6案を検討しており、それは以下のパターンになる。単機出力9.5MW級を最大53基、11MW級を最大46基、12MW級を最大42基、14MW級を最大36基、16MW級を最大32基、18MW級を最大28基。基礎構造はモノパイル式、ジャケット式、重力式、トリパイル式、トリポッド式を検討中。

 基礎工事は2026年度以降、風力発電設備の組立・設置工事は2027年度以降、電気工事は2027年度以降、運転開始は2028年度以降を予定する。環境配慮書は6月1日~31日の間、関係行政機関および同社Webサイトで縦覧できる。

 同区域では、周辺海岸に6件の既設風力発電所(風力発電設備22基、総出力47.44MW)が存在する。また、東電RPのほかにも、以下の企業グループが洋上風力発電所を計画している。コスモエコパワーと加藤総業(最大500MW)、日本風力開発(最大430MW)、中部電力(最大450MW)、石油貿易開発と九電みらいパワー(最大484.5MW)、SBエナジー(最大480MW)、住友商事(最大500MW)、インベナジー・ウインド合同会社(最大456MW)、丸紅と関西電力(最大494MW)。