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パワコンの定額貸出サービス、低圧事業用太陽光向けに開始

2021/06/17 21:12
工藤宗介=技術ライター
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新サービスのウエブサイト
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(出所:オムロン ソーシアルソリューションズ)
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 オムロン ソーシアルソリューションズ(OSS、東京都港区)と東京センチュリーは、5月に締結した業務提携契約に基づき、低圧事業用太陽光発電所向けにパワーコンディショナー(PCS)の定額貸出サービスを共同で提供する。6月16日に発表した。

 OSSが2月に発表したサービスで、5月19日から受付を開始した。サービス名は「POWER CONTINUE」。一般的にPCSの保証期間は10年と固定価格買取制度(FIT)の適用期間である20年より短く設定されている。今回の新サービスは、FIT期間満了までのPCSの突発的な故障に対する出費や発電ロスを抑えたいという運用ニーズに対応するためのサブスクリプションサービスとなる。

 初期費用ゼロで導入でき、より発電能力の高い最新機種に交換するため発電量の向上が期待できる。障害発生時には、全国130カ所のサービス拠点から現地駆け付けで対応する。動産保険に加入し、万が一の事故や災害が発生した場合も補償が受けられる。

 サービス対象は、オムロン製の屋外設置型PCS「KPMシリーズ」を導入し、PCS容量11~49.5kWまで、残り売電期間12年以下(2021年の申込対象は2012年・2013年に運転開始)の地上設置型太陽光発電所。貸出機種はオムロン製の「KPV/KPWシリーズ」、貸出可能台数は1~9台、契約期間は12年以下。

 好みのタイミング、必要な交換台数で残りの売電期間だけサービスを受けられるように料金設定した。代表的なサービス料金例では、残り売電期間10年、9台貸し出しの場合で月額1万4290円(税別)。今後、サービス対象となるPCSを他社製も含めて順次拡大する予定で、3年間で1万件のサービス提供を目指す。

 OSSは、PCS機器の交換工事・保守などを担当する。東京センチュリーは、機器に関する金融・サービスおよびサブスクリプション統合プラットフォーム「TCplats」を提供する。

 TCplatsは、サブスクリプションビジネスの事業化を早期に実現するための課金、請求、取引管理などを行う事業基盤をクラウドサービスで提供する。東京センチュリーの持分法適用関連会社ビープラッツから「Bplats Platform Edition」のOEM供給を受けた。

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