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南阿蘇村で2MWの地熱発電、新生銀がプロジェクトファイナンス

2021/06/18 18:05
工藤宗介=技術ライター
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2020年9月に実施した噴気試験の様子
2020年9月に実施した噴気試験の様子
(出所:レノバ)
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 不動産・エネルギー投資のフォーカス、レノバなど3社が出資する、南阿蘇湯の谷地熱(熊本県南阿蘇村)は、出力2MWの地熱発電所の開発を進めている。6月18日、新生銀行がアレンジャーを務めるプロジェクトファイナンスを組成したと発表した。

 南阿蘇村に建設予定の「南阿蘇湯の谷地熱発電所」は、年間発電量は約1480万kWhを見込み、CO2排出削減効果は2264t(全電源平均との比較)となる。固定価格買取制度(FIT)単価は40円/kWh。

 2015年から石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の助成制度を活用しながら地表調査および掘削調査などを進めており、2020年9月には噴気試験を実施した。7月から本格着工し、2022年12月に運転を開始する予定。

 事業主体である南阿蘇湯の谷地熱は、フォーカス(東京都港区)が60%、レノバが30%、丸の内インフラストラクチャー(東京都千代田区)とデナジー(東京都品川区)の共同設立会社であるデナジーサーマル(東京都千代田区)が10%を出資する。

 今回組成したプロジェクトファイナンス「新生グリーンローン」は、新生銀行が2020年5月に策定した「新生グリーンファイナンス・フレームワーク」に適合する。融資額は約32億円で、地熱発電所の建設資金に使われる。

 レノバでは、複数種の再生可能エネルギー電源を開発することを目指しており、今回の事業は同社が着工する初の地熱発電事業になるという。

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