ニュース

再エネ・マイクログリッドの需給管理、住友電工が販売

2021/06/25 12:14
工藤宗介=技術ライター
印刷用ページ
sEMSA-μGridの構成例と主要機能
sEMSA-μGridの構成例と主要機能
(出所:住友電気工業)
クリックすると拡大した画像が開きます
地域マイクログリッドのイメージ
地域マイクログリッドのイメージ
(出所:住友電気工業)
クリックすると拡大した画像が開きます

 住友電気工業は6月23日、自治体や工業団地などの地域マイクログリッドに対応可能なエネルギー管理システム「sEMSA-μGrid(セムザ-マイクログリッド)」を発表した。再生可能エネルギーの自家消費、電力需給の調整、自己託送、自立マイクログリッドなどの機能を備える。7月1日から販売する。

 同社は、エネルギー管理システム「sEMSA-Factory」を販売している。sEMSAで培ってきた、太陽光発電電力や消費電力の予測から複数電源の最適な運用計画とリアルタイムの補償制御に基づく計画受電機能、広域の電力需給調整を可能にするVPP(仮想発電所)構築技術、ベンダー間の差異を調整してエネルギー管理機能を構成するプラットフォーム開発力といった技術を活用し、地域マイクログリッド向けシステムを開発した。

 系統連系時に再エネ電力が需要より大きい場合、蓄電池への充電や再エネ電力の抑制で逆潮流を回避する。また、送配電事業者や電力小売事業者から調整(供給、インバランス回避)を要請された際、系統から受電する電力を制御する。例えば、系統電力の需給逼迫時にマイクログリッド全体の需要を抑制する。

 このほかにも、再エネ発電の余剰電力を需要のある他拠点に融通したり、大規模停電時に蓄電池の自立運転機能を用いてマイクログリッド内の需給を調整する。7月以降、需要家のニーズに対応したシステムを提案していく。sEMSA事業で5年後に10億円の売り上げを目指す。

  • 記事ランキング