太陽光で水素製造、長崎市でイワテックが実証

2021/06/26 03:15
工藤宗介=技術ライター
再エネ水素実証プラント
再エネ水素実証プラント
(出所:イワテック)
クリックすると拡大した画像が開きます

 再生可能エネルギー関連事業を手掛けるイワテック(長崎市)は6月16日、太陽光発電の電力から水素を製造する「再エネ水素実証プラント」を建設し、実証運転を開始すると発表した。

 実証プラントは、出力49.6kWの太陽光発電設備、容量64.4kWhの蓄電池、製造能力5Nm3/hの水素発生装置(水電解装置)、圧縮能力4Nm3/hの水素圧縮装置から構成される。各設備のメーカーは非公表。

 再エネ電力を「貯める・運ぶ」ことができるエネルギーキャリアとしての水素の有効性や経済性を実証する。天候によって変動する太陽光発電の電力を、蓄電池と組み合わせたエネルギー管理システムで安定化し、発電可能量に応じて水素発生量を制御するシステムを検証する。

 製造した水素は、敷地内に設置した燃料電池を通じて事務室に電力を供給する。また、高圧ガスとしてシリンダーに充填し、多様な用途で利用可能な状態にして市場へ流通する、サプライチェーンの構築についても検討する。