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大阪ガス、米メーン州の分散型太陽光発電事業に参画

2021/06/30 10:18
工藤宗介=技術ライター
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(出所:大阪ガス)
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 大阪ガスの100%子会社である米Osaka Gas USA Corporation(OGUSA)は6月25日、米国の分散型太陽光発電開発事業者であるSummit Ridge Energy(SRE)と、分散型太陽光発電事業の共同実施に関する契約を締結した。

 今後、OGUSAとSREの合弁会社が、米国メーン州でSREにより新たに開発された分散型太陽光発電所を取得し、長期間に渡って運営する予定。数年間で12万kW以上を開発する計画。SREは、2016年にバージニア州で創業し、米国北東部を中心に125万kW超の開発実績を持つ。

 発電した電力は、同州の再生可能エネルギー支援制度であるネットエナジービリング(NEB)制度の適用を受け、家庭用または業務用・工業用顧客に販売する予定。NEB制度は、電気代に充当できる「電力クレジット」を用いて再エネ由来電力を売買する仕組み。

 再エネ事業者は、送配電事業者に電力を供給した分の電力クレジットを獲得し、顧客にその電力クレジットを販売する。顧客は、消費電力から電力クレジット分を差し引いた電気代を送配電事業者に支払うことで再エネ由来電力を購入できる。また、電力クレジットは、一般的に小売価格より安価なため、電気代の削減にもつながる。

 OGUSAは、米国エネルギー事業においてフリーポートLNG液化事業、シェールガス開発事業、発電事業を3本の柱に位置付けている。発電事業では、天然ガス火力発電に加えて、再エネ事業に参画することで低・脱炭素社会の実現に貢献するとしている。

 大阪ガスグループにとって、分散型太陽光発電事業者SolAmerica Energyへの出資に続く、米国における2件目の再エネ事業への参画となる。

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