ニュース

産総研の「ゼロエミの木」、AGCの太陽光発電ガラスで構成

2021/06/30 10:30
工藤宗介=技術ライター
印刷用ページ
クリックすると拡大した画像が開きます
産総研ゼロエミッション国際共同研究センターのエントランスキャノピー「ゼロエミの木」
産総研ゼロエミッション国際共同研究センターのエントランスキャノピー「ゼロエミの木」
(出所:新建築社写真部)
クリックすると拡大した画像が開きます

 AGCは6月23日、同社の太陽光発電ガラス「サンジュール」が、産業技術総合研究所(産総研)ゼロエミッション国際共同研究センターのエントランスキャノピーに採用されたと発表した。

 ゼロエミッション国際共同研究センターは、2020年1月に産総研つくばセンター西事業所に設立された研究開発拠点。ゼロエミッション社会を実現する革新的環境イノベーションの創出に向けて、世界有数の国立研究機関などと共同研究を行っている。

 同研究センターのエントランスキャノピーは、樹木をモチーフとした脱炭素社会のシンボルツリー「ゼロエミの木」としてデザインされ、清水建設が施工した。サンジュールは、デザイン演出に加えて、同センターが推進する再生可能エネルギーの利用を推進できることから、キャノピー部に採用された。

 キャノピー部は傾斜のある複雑な3次元形状で、葉に模したセル(発電素子)の配置により木漏れ日感を演出する。太陽光発電の出力は6.9kW。発電した電力は同センター内で自家消費し、館内のエントランス照明電力相当分を賄う。

 サンジュールは、合わせガラスの間に太陽光発電セルを封入した採光型の建材一体型太陽光発電パネル。ガラスの特徴を生かした開放感と熱遮蔽性能を兼ね備え、自由なセル配置により意匠性の高いデザインが可能。2000年から販売を開始し、250件を超える施工実績があるという。

  • 記事ランキング