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東芝ESSとCO2O、太陽光O&M事業で業務提携

2021/07/06 23:35
工藤宗介=技術ライター
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東芝がEPCを担当した北海道の特高メガソーラー
(出所:日経BP)
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 東芝エネルギーシステムズ(東芝ESS、川崎市)と、太陽光発電所の運用保守を行うCO2O(東京都港区)は、国内太陽光発電所のO&M(運用・保守)サービス事業について、業務提携に向けた検討を開始する。7月5日、覚書を締結したと発表した。

 東芝ESSは、連系出力2MW以上の特別高圧送電線に接続する大規模な太陽光発電所の分野で豊富な実績とエンジニアリング力を持ち、同分野では国内トッププラスのシェアを占めている。今後、500kW~2MW未満の高圧配電線に連系する分野の市場拡大が見込まれるため、特別高圧分野に加えて高圧分野での事業拡大を目指している。

 CO2Oは、特別高圧・高圧分野におけるO&M実績に加えて、国内最多となる約4GW分の太陽光発電所を診断した実績がある。太陽光発電所診断では、発電所の収益力向上に主眼をおいたサービスを展開しており、診断をベースとしたアセットマネジメントなど高付加価値サービスも提供している。

 今回の合意では、両社が得意とする事業領域をより有効に活用し、特別高圧・高圧分野におけるEPC(設計・調達・施工)およびO&Mサービス事業のワンストップサービスの提供、全国展開に向けて検討する。また、隣接地域の複数発電所を一括管理する「群管理体制」の構築、発電所診断から設備入れ替えで出力を増強する「リパワリング」サービスの提案・提供、VPP(仮想発電所)やデジタル技術を活用して効率化する「スマート保安」についても検討する。

 国内太陽光発電所のO&Mサービス市場は、稼働済み発電所の転売(セカンダリー)市場やフィード・イン・プレミアム(FIP)、VPPなどの拡大により、2020年度の約2000億円から2030年度には約2700億円まで伸長すると見込まれる。両社は、2030年度までに15GW規模の太陽光発電所O&Mサービスを目指す。

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