ENEOS、新潟県で18MWのメガソーラー建設、入札通じてFIT売電

2021/07/07 10:30
金子憲治=日経BP総研、工藤宗介=技術ライター
伏木メガソーラー発電所
(出所:ENEOS)
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 ENEOSは7月5日、新潟市、熊本県八代市、香川県高松市の3カ所でメガソーラー(大規模太陽光発電所)の建設を開始すると発表した。いずれも自社施設の遊休地を利用したもので、発電した電力は固定価格買取制度(FIT)に基づき売電する計画。

 新潟市の「新潟第1メガソーラー発電所」は、新潟事業所内の約25万7000m2を活用する。太陽光パネルの出力は約18.0MWで、年間発電量は一般家庭約4500世帯分相当の見込み。同社にとって、自社遊休地を活用したメガソーラーでは最大規模になる。送電開始は2025年6月の予定。同社は、連系出力と買取価格を非公開としているが、経済産業省の公開データを見ると、連系出力は12MW、認定日は2021年3月で、買取価格は入札を通じて10.50円/kWhとなったとみられる。

 熊本県八代市の「八代メガソーラー発電所」は、八代油槽所跡地の約9000m2を活用する。パネル出力は約0.9MWで、年間発電量は一般家庭約260世帯分相当の見込み。送電開始は12月の予定。

 香川県高松市の「高松第2メガソーラー発電所」は、閉鎖した高松油槽所跡地の約1万4000m2を活用する。パネル出力は約1.5MWで、年間発電量は一般家庭約440世帯分相当の見込み。送電開始は2022年3月の予定。

 同社では、自社遊休地を活用したメガソーラーが再生可能エネルギー発電所の開発を進めている。2021年3月18日には、富山県高岡市の油槽所跡地を活用した出力約0.7MWの「伏木メガソーラー発電所」の運転を開始した。この4カ所を含めて全国24カ所、総出力は約69MWになる。

 ENEOSグループでは、2040年長期ビジョンにおいて自社排出分のカーボンニュートラルの実現を掲げている。自社遊休地を活用したメガソーラー開発のほかにも、再エネプロジェクトへの参画などを進め、中期経営計画期間終了の2022年度までに、国内外における再エネ事業の総発電容量を約1000MW以上に拡大することを目指す。