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みんな電力、再エネ開発に参入、玉野市で営農型太陽光

2021/07/09 13:04
工藤宗介=技術ライター
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原木シイタケ太陽光発電所
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栽培する原木シイタケ
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栽培する原木シイタケ
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ソーラーシェアリングの概要
(出所:みんな電力)
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 みんな電力(東京都世田谷区)は7月7日、発電事業を担う100%子会社みんなパワー(同)を通じて岡山県玉野市にソーラーシェアリング(営農型太陽光発電所)「原木シイタケ太陽光発電所」を開発し、4月に稼働したと発表した。

 原木シイタケ太陽光発電所は、みんなパワーが西日本で所有する初めての発電所となる。太陽光パネルの設置容量は79.2kW、連系出力は49.5kWで、一般家庭20世帯分の電力を賄える。太陽光パネルは中国LONGi製、パワーコンディショナー(PCS)はオムロン製を採用した。施工・管理は、ネクストイノベーション(岡山県玉野市)が行う。

 ハウス屋根の片面に太陽光パネルを、もう片面に反射材を使った遮光ネットを設置し、反射光により発電量を約10%アップさせた。発電した電力は、固定価格買取制度(FIT)に基づき中国電力に売電する。固定価格買取制度(FIT)による売電単価は14円/kWh。FIT期間満了後は自家消費に転用する予定。

 農地転用許可を得て、シイタケ菌を打ち込んだ自然木で「原木シイタケ」を栽培する。収穫量は年間約1680kgの見込みで、ネクストイノベーションを通じて全国スーパーで販売する予定。

 みんな電力は、2016年の設立以来、基本的に自社所有の発電所を持たず、全国約500カ所の「顔の見える発電所」から電力を仕入れて、法人や個人の顧客向けに供給してきた。2月にみんなパワーを設立し、再生可能エネルギー発電事業に本格参入した。2023年度末までに10万kWを目指す。

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