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南紀白浜空港を脱炭素化、太陽光増設、地域マイクログリッドも検討

2021/07/09 13:25
工藤宗介=技術ライター
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敷地法面で稼働中の「南紀白浜ソーラーウェイ」
敷地法面で稼働中の「南紀白浜ソーラーウェイ」
(出所:日経BP)
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 南紀白浜空港の運営会社である南紀白浜エアポート(和歌山県白浜町)、日本アジアグループのJAG国際エナジー(東京都千代田区)、オリエンタルコンサルタンツ(東京都渋谷区)の3社は7月6日、同空港のゼロ・エミッションに向けた包括連携協定を締結したと発表した。

 2050年カーボンニュートラルの実現に資する空港敷地内の脱炭素化とレジリエンスの強化を目的とした事業化を検討する。空港敷地内に新たな太陽光発電設備を整備し、南海トラフ地震など災害時のレジリエンスを高める。また、空港施設と2022年6月開業予定の空港ビジネス拠点で再生可能エネルギー電力を融通し、平常時における電力消費効率化と脱炭素を実現する。

 将来的には、これらの仕組みを白浜地域や紀南全域に広げることで、余剰電力を地域内で融通し合うマイクログリッドの構築など、地域のレジリエンス強化につながる取り組みを目指す。今年度末までに、具体的な施策を取りまとめる。

 これまで南紀白浜空港では、敷地内で日本アジアグループの国際興業が出力約2.5MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「南紀白浜ソーラーウェイ」を開発・運営している(関連記事:25度の急斜面に建設した「空港メガソーラー」)。また、トヨタ車体の超小型EV「コムス」4台を導入し、来場者向けレンタルや従業員の構内移動などに活用している。

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