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岐阜県で11MWの営農型メガソーラー、原木シイタケ栽培

2021/07/09 21:11
工藤宗介=技術ライター
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翔栄クリエイトが静岡県函南町に施工した片野牧場のアグリソーラー
(出所:翔栄クリエイト)ー
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 翔栄クリエイト(東京都新宿区)は6月30日、岐阜県美濃加茂市および川辺町をまたぐ地域で営農型のメガソーラー(大規模太陽光発電所)事業を実施すると発表した。3月から太陽光発電設備の建設に着工しており、2022年5月に完工する予定。

 太陽光パネルの設置容量は11.623MW、連系出力は8MW。年間発電量は1116万2300kWhの見込みで、一般家庭約2500世帯分の消費電力に相当する。発電した電力は、固定価格買取制度(FIT)に基づき売電する計画。FITによる売電単価は27円/kWh。

 太陽光パネルの下では、原木シイタケを栽培する。現在は試験的に栽培しており、営農型太陽光発電所(ソーラーシェアリング)の工事完工後に原木を導入して本格的な栽培を開始する。初年度は1万9000本(収穫予定量は年間約4750kg)の原木を導入し、4年後には7万6000本(同年間約1万9000kg)の導入を目指す。

 美濃加茂市にとってソーラーシェアリングは初の認可になる。また、美濃加茂市は、里山の魅力を再生し千年経っても変わらない風景を残す「里山千年構想」を掲げている。同社は、原木シイタケ栽培にあたって、美濃加茂市の原木を使用することで、里山千年構想への貢献も目指す。

 同社は、アグリ事業として自社保有の翔栄ファーム・前橋農場(群馬県前橋市)、龍ヶ崎農場(茨城県龍ヶ崎市)において農薬・化学肥料不使用、固定種・在来種の自然栽培を行っている。

 ソーラーシェアリングを導入する美濃加茂農場でも、太陽光パネルの下以外では、地元の伝統野菜である桑の生豆、飛騨カボチャを栽培している。2019年から土壌づくりを開始し、作物の種類を増やすとともに、ニホンミツバチの養蜂にも挑戦しているという。

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