ソーラーカーポートでオンサイトPPA、大規模駐車場向け

2021/07/17 20:11
工藤宗介=技術ライター
ソーラーカーポート
(出所:中部電力ミライズ、Looop)
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 中部電力ミライズ(名古屋市)とLooop(東京都台東区)が共同で設立した中電Looop Solar(名古屋市)は7月8日、大規模駐車場を対象とした「カーポート一体型太陽光発電設備(ソーラーカーポート)」によるオンサイト型PPA(電力購入契約)サービスを発表した。7月15日から提供する。

 工場や店舗などの駐車場に、Looop製のソーラーカーポートを、顧客にとって初期費用負担なしで設置し、発電した電力を顧客に供給して自家消費し、余剰売電は行わない。

 ソーラーカーポートは、前方入口側の支柱を省いた特殊形状を採用した。駐車しやすく、接触事故を低減し、ドアの開閉スペースを確保できるなど、快適に利用できるという。また、従来のカーポートと比べて駐車台数を多く確保でき、既存の駐車場に新設する場合も駐車スペースを減らさずに設置できる。

 中電Looop Solarが設備を所有し運営する。発電状況を遠隔監視して顧客にデータ提供するとともに、保守・メンテナンスも実施する。顧客は、使用電力量に応じたサービス利用料金を支払う。

 サービス対象は、パネル設置容量が300kW(概ね100台規模)以上の駐車場で、積雪が60cm未満の地域。また、休日も含めて昼間時間帯の電気使用量が多く、設置した太陽光電力の自家消費が可能なことも条件とする。利用料金は個別見積もり、契約期間は原則20年間。

 事業主体である中電Looop Solarは、法人企業など向けにオンサイト型PPAサービスなどの提供を目的に、2020年10月に設立した。同社の事業全体で今後5年間で10万kWの太陽光発電設備の設置・提供を目指している。