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山梨県産「太陽光水素」、五輪で運用のFCVに供給

2021/07/12 21:28
工藤宗介=技術ライター
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グリーン水素の供給フロー
(出所:ENEOS)
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東京目黒水素ステーション
(出所:ENEOS)
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 ENEOSは7月8日、山梨県との間で再生可能エネルギー由来のグリーン水素の供給に関する合意書を締結したと発表した。山梨県で製造される再エネ由来グリーン水素を、ENEOSが運営する「東京目黒水素ステーション」(東京都品川区)に供給する。

 山梨県では、「2050年までに県内の温室効果ガス排出量実質ゼロ」を目標に掲げている。P2Gシステムの実用化に向けて、山梨県甲府市の米倉山電力貯蔵研究サイトにおいて、太陽光発電の電力で水を電気分解したグリーン水素を製造・貯蔵・輸送し、市民生活の中で使用する実証実験に取り組んでいる。

 今回の合意に基づき、山梨県は米倉山で製造されたグリーン水素合計約600Nm3を、7~9月の3カ月間に2回に分けて東京目黒水素ステーションに輸送し、燃料電池車(FCV)の燃料として供給する。トヨタ自動車のFCV「ミライ」約10台分に相当する。

 ENEOSは、東京オリンピック・パラリンピックにおいて大会用車両として投入される約500台のFCVに対して、7カ所の水素ステーションで東京2020オフィシャル水素「ENEOS水素」を供給する計画。調達する水素には、米倉山や福島県浪江町の福島水素エネルギー研究フィールドで製造されたグリーン水素が含まれる。

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