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所沢市に非FITの営農型太陽光、地域新電力に売電

パネル出力989kW、ブルーベリーとブドウを栽培

2021/07/12 21:53
工藤宗介=技術ライター
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所沢北岩岡太陽光発電所
所沢北岩岡太陽光発電所
(出所:HGE)
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ブルーベリーの苗
ブルーベリーの苗
(出所:西武アグリ)
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 三菱HCキャピタルのグループ会社であるHGE(東京都港区)と、西武造園の子会社である西武アグリ(埼玉県所沢市)は、埼玉県所沢市にソーラーシェアリング(営農型太陽光発電所)「所沢北岩岡太陽光発電所」を建設し、7月9日に竣工式を開催した。

 農地全体の面積は約1.7ha、うち約1.3haに太陽光パネルを設置した。パネル出力は989.04kW、連系出力は約700kW。年間発電量は、一般家庭311世帯分に相当する約1119MWhの見込み。固定価格買取制度(FIT)を利用しない非FIT発電所になる。

 発電した電力は、地域新電力のところざわ未来電力に全量売電し、所沢市の公共施設に供給することで電力の地産地消を実現する。市役所本庁舎の使用電力の約42%にあたり、年間約500tのCO2排出削減効果が期待できる。事業主体はHGE、施工は西武造園が担当し、5月15日に運転を開始した。

 太陽光パネルの下では、西武アグリが営農事業者となってブルーベリーとワイン用・食用ブドウを栽培する。8年目には年間1万3600kgの収穫量を見込んでいる。同社は、西武グループ初の農地所有適格法人として2020年4月に設立された。

 環境省の2020年度「二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(廃熱・未利用熱・営農地等の効率的活用による脱炭素化推進事業)」および所沢市の2021年度「所沢市スマートハウス化推進補助金」を受けた事業。官民一体で遊休地となっていた農地を活用した。

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